砂糖の棚は奥が深い

 最近はスーパーやドラッグストアなどの砂糖を置いている棚をチェックしている。最初は近くのスーパーにどんな砂糖が置いているかを眺めて、次にドラッグストアを観察して、さらにコンビニに行って確認していたら、だんだんと面白くなってきて、今では外出したついでにフィールドワークめいたことをやっている。それは自分用のメモとブログのネタになるので、「○○の砂糖」というカテゴリで記録を残すようにした。

 今は上白糖やグラニュー糖などの分蜜糖(精製糖)を中心にまとめているが、これは単に自分の記憶力の問題で、店内で撮影やメモを取るのは基本NGなので、店内でできるだけ覚えておいて店を出てからメモっているためである。黒砂糖などの含蜜糖やオリゴ糖のような機能性食品系もそのうち見ていきたいと思っているが、まずは精製糖からという方針。この方針が結果的に良かったのは、十数店回ってみて気がついた。黒砂糖やきび砂糖は大手から地元の企業まで種類が豊富過ぎて、とても初見では網羅できないという感触があったからだ。

 置いてある砂糖の種類の傾向としては、大体のスーパーはちゃんと上白糖・グラニュー糖・三温糖・中双糖の4種類が置かれている。三温糖と中双糖はそこまで使うかな?という気はしたが、まあ使うし需要があるということだろう。ドラッグストアやコンビニになると棚によっては種類が絞られていて、優先順位としては上白糖>グラニュー糖>三温糖>中双糖という感じ。ドラッグストアでも置いてある所はスーパーと同じように4種類あるし、上白糖とグラニュー糖のみの所もある。コンビニはほとんど上白糖オンリーという印象。

 置かれている砂糖のメーカー(ブランド)は店によって千差万別だが、製造工場と物流の関係もありそうな感じはしている。たとえば九州に拠点がある店だと、九州に工場を持っているメーカーと付き合いが深そうだとか。あと、ある程度の規模で全国展開していると、必然的に三井製糖(スプーン印)や日新製糖(カップ印)などの製造工場を全国に持っている業界大手になっているような感じはする。

 色々な店の砂糖の棚を見てたら、棚の配置自体にはそこまで差がないのも見えてきた。ざっくりと下段・中段・上段エリアに分けると、下段エリアは各種精製糖(500g~1Kg袋)エリアで、ある程度重量もあるので下に配置するのはセオリーだろう。その上に位置する中段エリアは黒砂糖・てんさい糖・きび砂糖などのちょっと健康志向っぽい砂糖たちと氷砂糖があって、大体1kg未満の袋で置かれていたりする。店によるがその上くらいにコーヒーシュガーや角砂糖が置かれている場合もある(コーヒー・紅茶のコーナーにある場合もある)。そして上段エリアはオリゴ糖やカロリーゼロの甘味料などのいわゆる機能性甘味料が置かれている。ボトルタイプがよく並んでいる印象。お客の目線の高さにある上段エリアに行くほど単価が上がっていくのも棚配置のセオリーという感がある。

 こんなことを気にしているのは砂糖の営業か自分くらいだろうという気がするが、誰もやっていなそうなことなので継続してやっていくつもり。

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