DM三井製糖ホールディングスは2021年11月16日の取締役会で、完全子会社である三井製糖と大日本明治製糖の合併を決定した。合併は2022年10月1日に実施予定で、三井製糖が存続会社となる。
2021年4月にDM三井製糖ホールディングスとして、三井製糖と大日本明治製糖の経営統合が図られたが、今回の合併により今後は海外砂糖事業やライフ・エナジー事業などの成長分野へ資源を集中・再分配するのが狙いとされている。
三井製糖はスプーン印のパッケージで、千葉(市原)・神戸・福岡(東区)に工場を持つ。大日本明治製糖はばら印のパッケージで、千葉(美波)・大阪(泉佐野)・福岡(門司区)に工場を持っている。
【感想】どういう形になっていくかはまだ分からないが、ばら印の砂糖が全てスプーン印になるとしたら、かなり大きいインパクトになる気がする。また、三井製糖と大日本明治製糖は製造拠点(工場)の立地も似通っているので、国内の砂糖の需要減を見据えて生産能力の効率化(製造を一本化することで、工場の連続稼働日数を増やす等)という狙いもあるのかもしれない。
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