カナダの年間の製糖量は約160万トン(2011年時点)で、内訳としては輸入粗糖による精製糖が約9割を占め、残りは国内で栽培している甜菜によるビート糖。粗糖の輸入先はブラジルが約9割を占める。
2000年時点のカナダの製糖会社
カナダの製糖会社は、2000年時点で3社存在し、ビート糖工場が1社1工場、精製糖工場が2社3工場存在していた。
- Rogers Sugar:ロジャーズ・シュガー(ビート糖・BC Sugarの子会社)
- Lantic Sugar:ランティック・シュガー(精製糖・BC Sugarの子会社)
- Tate & Lyle:テイト&ライル社(精製糖・イギリスの食品会社)※2010年に製糖事業を売却。
2011年時点のカナダの製糖会社
2011年時点のカナダの製糖会社は2011年時点では2社存在し、ビート糖工場が1工場、精製糖工場が3工場ある。
- ランティック社(Lantic Inc.):ビート糖1工場、精製糖2工場
- レッドパス・シュガー社(Redpath Sugar Ltd. ):精製糖1工場
ランティック社は2008年に国内唯一のビート糖工場を運営していたロジャース・シュガー社と、精製糖工場を運営していたランティック・シュガー社が合併し設立。
レッドパス・シュガー社は1854年にカナダで初めて設立された製糖企業。1959年にイギリス企業のTate & Lyle社に買収され子会社化。その後、2010年に製糖部門がアメリカの製糖大手であるアメリカンシュガーリファイニング(ASRグループ)に売却され、現在はASRグループの子会社。
カナダ国内の各社シェアは、ランティック社が約55%、レッドパス社が残りの45%となっている。
カナダの製糖株①ロジャーズ・シュガー(RSI トロント証券取引所)
ロジャーズ・シュガー(Rogers Sugar, Inc.)はカナダの製糖会社。主な事業は製糖・販売、メープルシロップの製造・販売。
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