目次
- プロローグ 砂糖の歴史
- 第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか
- 第2章 カリブ海と砂糖
- 第3章 砂糖と茶の遭遇
- 第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化
- 第5章 茶・コーヒー・チョコレート
- 第6章 「砂糖のあるところに、奴隷あり」
- 第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」-労働者のお茶-
- 第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治
- 第9章 砂糖きびの旅のおわり ービートの挑戦ー
- エピローグ モノをつうじてみる世界史 -世界史をどう学ぶべきか-
- あとがき
参考文献
参考文献の記載なし。
感想メモ
砂糖の歴史や現代に至るまでの変遷が分かりやすい。砂糖から見た世界史の動きが面白い。ジュニア新書として書かれているため、とても読みやすかったのと、著者の専門(イギリス近代史)のせいか、イギリス周りの記述は数章に渡って詳細に書かれているように感じた。文中に「竹の砂糖」という言及があり、とても気になったが、この本には参考文献がついていないので(歴史人類学の流儀?)、詳しいことは不明。
関連書籍
・「アフリカ人、イクイアーノの生涯の興味深い物語」(第2章で言及)
・「甘さと権力―砂糖が語る近代史」(あとがきで作者に言及。著者が翻訳している)
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