マレーシアの製糖会社

 マレーシアの製糖会社は大手2社(MSMとCSR)が国内シェアの8割程度を占めているようだ。雑計算でマレーシア国内の年間砂糖消費は約135万トンくらいで、そのうちMSMが80万トンでCSRが28万トンくらいの市場シェアという推定。

MSM Malaysia Holdings(MSMマレーシアホールディングス、マラヤ製糖)

 粗糖から精製糖まで多岐に渡る製品を取り扱うマレーシア最大手の製糖会社。粗糖と精製糖工場が2つあり、国内のシェアは60%程度。国外へ輸出もしており、主な輸出国はベトナム、中国、韓国、シンガポールなど。上場(MSM:KLSE)もしている。1959年に地元マレーシアのKB社と、日本の三井製糖と日新製糖の3社合弁の製糖会社として設立されており(精製糖事業は1964年から)、MSMの三角のロゴは設立時の3社を表している。
 2020年度の生産量は約106万トン(うち国外輸出は約27万トン)で、売上高は約21.8億リンギ(5.2億ドル)。
 2022年2月15日に、アジア最大のアグリビジネスグループであるウィルマー(シンガポール)と砂糖のサプライチェーン構築に向けて業務提携を発表した。

CENTRAL SUGARS REFINERY(CSR、セントラル・シュガーズ・リファイナリー)

 マレーシアで市場シェア2位の製糖会社。1965年UMSSIとして創業し、買収等を経て現在のCSRになり、現在は上場廃止。日産1800トン(年間フル稼働として約65万トン)の生産能力を持つ。

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