韓国ではサトウキビや甜菜(ビート)などの生産をしていないため、粗糖を輸入して国内で精製したものを販売・消費している。国内では3社が主に精糖・販売をしている。
CJ第一製糖(CJチェイルジェダン、CJ CheilJedang、씨제이제일제당주식회사)
1953年に第一製糖工業株式会社として、サムスン(三星)グループの砂糖の製造会社として設立された。1993年にサムスングループから独立し、その後はCJグループとして食品やエンターテイメントなど様々な事業を展開している。CJ第一製糖は砂糖・食品など製造するグループ傘下の企業で、韓国証券所に上場(KRX:097950)。ちなみにCJとは第一製糖のラテン語表記(Cheil Jedang)。「白雪(ぺクソル)」などのブランドで砂糖を製造・販売している。2021年の会社全体の売上高は約26.2兆ウォン(205億ドル)。
三養社(Samyang Corporation、サムヤン、サミャン、삼양사)
1924年に精糖会社として設立。蔚山(ウルサン)に精糖工場を持ち、現在は食品やポリ製品や医薬品などの事業も手がけるグループ会社で、韓国証券所に上場(KRX:145990)している。砂糖は機能性を付加したものも含めて「Q.one(キューワン、キュウォン)」「Trusweet」などのブランドで展開している。2021年の会社全体の売上高は約1.8兆ウォン(14億ドル)。
大韓製糖(TS Corporation、대한제당)
1956年に設立した砂糖・食品会社で、韓国証券所に上場(KRX:001790)している。。香港・LA・東京にも支社を置き、海外へ砂糖の輸出も積極的に行っている。2021年の全体の売上高は約1.2兆ウォン(9.4億ドル)。
コメント
ニッチな話題のお話ですが楽しく拝見しています。
コンビニやスーパーなどで販売しているスティックシュガーなども調査対象に加えてみてはどうですか。
コメントどうもありがとうございます!
まだまだ全てを追えていませんが、スティックシュガーはどこでも売られている分、製造・充填から販売を考えるとかなり奥が深いジャンルなので今後も腰を据えて調べていきたいと思っています。
気長に見ていただければ幸いです。