【通算8回目！】DM三井製糖HD、2023年10月11日から砂糖約4％値上げ。2021年初から計63円（約30%）の値上げ【日本】

　2023年10月3日に製糖最大手DM三井製糖ホールディングス（HD）は、砂糖の出荷価格を2023年10月11日売上分から1キログラムあたり約10円（約4%程度）引き上げると特約店などに通知した。値上げ理由はこれまでと同じく輸入原料費の上昇や円安によるコスト増だ。砂糖の値上げは、2021年から2022年の間に計5回行っており、計35円（約18%）の値上げ。2023年も1月・7月と続き、今回の10月で計３回目、計28円（約12%）の値上げとなる。なお、2021年から3年連続かつ通算8度目の値上げとなり、2021年初から1キログラムあたり63円（約30%）の値上げとなる。
　ちなみに10月3日時点でドル円相場が一時150円台に値下がりしていて、これは2022年10月以来、約1年ぶり。
　今回の値上げにより、東京卸値で上白糖は1kgあたり約250円、グラニュー糖は約253円程度になる見通し。

　前回の記事での予想（2023年の値上げは7月で終わりかな？）が外れた。でもまあドル円が一瞬とはいえ150円台になったタイミングでのニュースなので、これまでの傾向（1月:130円台→6月:140円台）から見れば、値上げのトリガーとしては納得感がある。負け惜しみだけど、前回の記事でも150円台に突入したらまた値上げがありそうかもね、と言ってたので、時期はともかく値上げ自体の予想は当たってたと言えなくもない。
　毎回言ってるけど、製糖株は価格転嫁力が強いことが過去7回の値上げで証明されているし、投資銘柄としても優待株としても優秀なので、一昨日からの下落相場の中では検討の価値はあると思っている。